さわやま ゆか
役者 (着ぐるみ・舞台・声優)
役者として活動しています。
現在の主軸は着ぐるみ役者です。
有名キャラクターから名前のない動物着ぐるみでも魂を吹き込み演じます。
コロコロ変わる表情を巧みに表現していきます。
一緒に笑顔になりましょう!
【表現との馴れ初め】
演じる世界に足を踏み入れたきっかけはいくつかあって、特に着ぐるみに関してはとても幼い頃の記憶にあります。
国営放送で見たピンクの鳥の着ぐるみを見て、将来私はこれになるんだと何故か心で思っていました。
一旦就職もしましたが、どうしても演じる世界に行きたい!
その気持ちが溢れて正社員をしながら演技を学び始めました。
芝居の世界が楽しすぎて一年で退職。
アルバイトの掛け持ちをしながら表現を学ぶ日々の中、
派遣の仲間に「着ぐるみやってみたいんだよね」ポロッと出てきた一言。
「知り合いがやってるから紹介するよ!」
そこから私の着ぐるみへのミチがつながりました。
イベント会社の着ぐるみアルバイトから始まり紹介で幼稚園劇団へ。
劇団仲間からの勧めもあり、某テーマパークのオーディションへ。
正規雇用ではないにしろ採用され、日本全国や海外公演などに出演しました。
テレビの仕事なども携わり着ぐるみ一色の生活はとても幸せでした。
【コロナで仕事がゼロに】
それまで360日仕事一色のような生活から0日。
嫌でも頭であれこれ考えてしまう日々に追い打ちをかけてみるみる落ちていく体力。
ストレスでバセドウ病を発症しました。
そんな中父が交通事故により他界。
さらにストレスは高まりました。
何が本当なのかわからなくなりコミュニティなどに縋りました。
たくさんの職種の人たちとの出会いで「自分を出さなきゃ!!!」
と自分を追い込みました。
周りの人たちはすごい人たちばかりで自分なんて何もないと思い込んでもがきました。
自分を見て!自分を見てほしい!という欲望があからさまになりました。
私は演じることを自分を見てもらうための手段にしていたことを受け入れました。
本当の私をただ認めて欲しい。
見てもらった先の目的がなかったんです。
【ワタシと表現】
久しくいただいたお仕事は涙が出るほど悔しい思いをしました。
体が思うように動かなくてとても辛かった。
だから動けるようにトレーニングを一年半かけて取り組みました。
なんで私は着ぐるみをしているのか演じることを続けているのか。
だいぶ前に一般的には知られていないキャラクターである家族と触れ合った時のことです。
2歳くらいの男の子が動きの制限があるハグもままならない着ぐるみに近づいてきてくれて
ニコニコ握手してくれたんです。
一緒にぴょんぴょん跳ねて楽しい時間を共有できたんです。
お母さんとお父さんも一緒にいて笑顔の子供を優しい眼差しで見守ってくれていました。
その時ふと涙が溢れたんです。
胸が熱くなって幸せだなって感じました。
私はこの光景を見ていたい。
同じ時間を共有している人たちと一緒に笑顔になりたい。
笑顔になる方法はきっといくつもあるけれど、私は”演じる”ことでした。
私があなたを笑顔にしてあげるのではなくて
あなたと一緒に笑顔になりたい!
着ぐるみは表情がかわりません。
言葉を発しません。
でも気持ちは伝わるんです。
体全部に感情を巡らせて発している感覚・・・
伝わると一緒に笑顔になれます!
数え切れないほどの演者がいますが着ぐるみ役者の比率はとても少ないです。
このHPを探してくださって訪問してくださったことに感謝を!
経歴
着ぐるみ歴24年
イベント会社にて有名キャラクター(ショー・イベント)複数出演
幼稚園劇団バクにて年間600本ほどの公演を日本全国巡業
某テーマパークにてパレードや海外公演、日本全国公演に出演
テレビ各局有名キャラクターやオリジナルキャラクターレギュラー出演
他多数出演
舞台
ナイスコンプレックスN33
「ゲズントハイト〜お元気で〜」 翔子役
他多数出演
声優
パブリックドメイン作品多数出演
侍TVレディースゴングナレーション
他多数出演